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2009年2月

2009/02/28

プロフェッショナルになりたい

羽生さんがNHKの「プロフェッショナル 仕事の流儀」という番組に出演したとき、「プロフェッショナルとは?」という質問に次のように答えた

24時間、365日、プロであり続ける人

これは梅田望夫さんが著書「ウェブ進化論」や「ウェブ時代をゆく」に書かれたような、いわゆる「ギーク」と言われる人たちへの表現と酷似している。シリコンバレーで活躍する彼らは、自分の好きなことを24時間365日やり続ける、いつもそのことを考えている、という状態を何年もキープし続けている。

 

今、事業部のリーダー級の人たちが集められて、某大手会社様への提案プロジェクトがあるという。自分はそのメンバーに含まれていないのだが、金曜の帰り際にPMに水を向けると、彼はあっさりと提案依頼書(RFP)を貸してくれた。実はまだ詳しく読んではいないのだが、この土日で読み込み、ご質問事項を目標100項目と提案書のたたき台とを作成して事業部長とPMにたたきつけてやろうと思う!

うちの事業部のメンバーは皆スマートすぎて、このように土日に「仕事」をすることを真っ向から否定する人たちばかりだ。彼らも残業、休日出勤はするが、あくまでも「仕事」としていやいややるだけだ。「どうしてもこれがやりたい!」といって夢中になって仕事をする人間は、自分の事業部の中では皆無ではないだろうか。

この提案書の提出期限は再来週の中ほどなのだが、PMは「時間がない」としか言わないし、彼の話だと他のPM連中もやる気はないらしい。どうせ提案書を作成しただけではお金はもらえないし、多忙な業務の合間を割いて作成したとしても、そもそも提案が通らなかったら元も子もない、というわけだ。

自分が思うに、みんな、スマートなサラリーマンなのだ。仕事は仕事、プライベートはプライベート。自分も小学生、中学生の頃からそう思っていた。

でも、仕事がそこそこどまりで、かつ自分の人生のメインではなくプライベートの時間への燃料くらいにしか考えていないとしたら、人生はみんなと同じようなプライベートの時間がただ過ぎていくだけのものになってしまうような気がする。

会社に雇われている、雇用関係で成り立っている人間関係・社会の時間。ただそれだけが「仕事の時間」と捉えてはいないだろか。仕事は給料をもらうためだけにしているだけで、あくまでも人生のメインはプライベートな時間だ、と。

じゃぁ、その人はリタイアして、人生の実績を考えたとき、いったい何が残っているのだろう。何をなしたと胸を張るのだろう。

 

今のこの仕事についた個人個人の経緯は知らない。ただ、今この仕事に就いている以上、その時間の実績はその仕事で出すしかない。実績を出す、何かをなすには、ギークたちのように夢中にならなければいけない。自分たちと同じように提案依頼書をもらった他社の人たちが夢中になって仕事をしているのに、自分たちはスマートに土日はしっかりと仕事を忘れて、平日の夜遅く本社に集まって不満顔をしているだけ。そんなことで何かをなすことなんてできやしない。

もちろん、個人のプライベートの時間を否定するわけではない。ただ、本当に大事なことがあるというならばいざ知らず、そうでないならば、人生において仕事に比重を傾けるべき瞬間にもっと敏感になってもいいんじゃないかと思う。ここは頑張るべきじゃないか、とか、いい仕事ができそうだ、とか、ライバル他社に負けない提案をしたい、とか、自分からすれば、今、自らを発奮させる事柄には事欠かないと思っている。もちろんこれも個人の自由だけど。

とりあえず自分は、この土日で自分にできること、自分がしなきゃと思うことをしっかりとして、自分がここにいることを本社の人間に分かってもらい、自分がより価値の高い仕事ができるようアピールしていきたい。もしこの案件が取れたならば、プロジェクトマネージャとは言わないまでも、設計リーダーくらいにはなって、できたら、また先輩と仕事をしたいと思っている。

そんな夢みたいなことに本気になって、夢中になっていること、これが今の自分の実績なのだと、後になって胸を張りたい。

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2009/02/17

中川昭一大臣の記者会見を見た時僕は

会社から帰ってきたら、中川昭一財務大臣が辞任していた。G7後の記者会見のときにまともな受け答えができず世界に恥をさらした、又はその会見のときにワインを飲んでいた、という理由らしい。

初め自分がこの記者会見の様子を見たとき、中川さんはどこか悪いのだろうかと心配してしまった。脳機能に障害を受けると時にはああいった症状が出る。意識がもうろうとしたり、うまくしゃべれなかったり。大学のときに神経心理学を少々勉強したときに、そんなVTRはずいぶん見た。自分は正直、ワインと聞いてほっとしたのである。

別に自分は自民党支持者ではないし、むしろ小学校の時(当時は竹下登首相だった)から反自民で郵政選挙の時もそれは貫いたくらいだが、中川昭一さんくらい自信があってパワフル(に見える)政治家は応援したくなる。個人的には麻生首相よりずっと総理大臣が似合うと思っている。野球の巨人と同じで、アンチ巨人からチームは嫌いだけど選手は別に嫌っていない、ということに似ていると思う。

中川さんが次に表舞台に復帰した時は民主党(連合)政権かもしれないけれど、ぜひ自民党総裁になって、真の日本の前進のために与党民主党(連合)と活発な議論をしてもらいたいと思う。

日本だと、与党になった方が全てを取り、負けた方はゼロになってしまうが、そもそも政策論争というのは相手がいなければならず、相手がいなければ物事に対する多角的な見地は得られないはずだと思う。自分は反自民だけれど、「日本の政治」を考えたとき、どちらかが数が多いからと一方的に政治を行うのではなく、共に高い議論をしていこうという姿勢は大事ではないだろうか。

野に下った後の中川総裁、期待しています!

 

2009/03/08(日)追記

この記事にたどり着く検索キーワードに「中川昭一 うつ」というのがよく見られる。どういうことかと思い実際に検索してみると、本当にひどい記事がたくさんあってびっくりした。

中川さんがアルコール依存症だとか、それにうつ病を合併しているだとか、今に自殺するんじゃないかとか。ひどいことこの上ない。きっとこれらを書いている人はそれらの症状とは全然縁もゆかりもないのだろう。

自分はこういったことを思ってこの記事を書いたのではない。あくまでも「一目見て心配してしまったけれど、酔っていただけだと聞いて安心した」ということが言いたかっただけだ。

それにしても、インターネットならばどんなことでも言えるものなのだなとつくずく思ってしまう。「今に自殺する」なんて、面と向かって一対一で話をしたら絶対に言えないことなのに、そんな失礼なことも集団・匿名の力でやってのけてしまうのが日本人なのだ。そういう人たちこそ、インターネットの力(の幻想)に酔っているんじゃないのか?

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2009/02/14

[C2009-01]『少年メリケンサック』を観た

宮﨑あおい、佐藤浩市、宮藤官九郎脚本・監督。

まず真っ先にあおいさんの「パンクなんて大っきらい」というセリフで始まる、中年パンクロックバンドとそのマネージャーの物語。公開初日ということもあり、レイトショーだったけれどいっぱいのお客さん。いっぱいの普段映画を観ない人たち。あおいさん効果もあるし、そんな人たちがいっぱい。つい映画マナーを気にしてしまう自分だけれど、そんなこと全然気にならない映画だった。とにかく楽しい。自分もずいぶん笑っていた。

物語はあおいさん扮するメジャーレコードレーベル新人発掘部の派遣社員(!)栗田かんなが、動画投稿サイトで超有望なパンクバンドを発見、さっそく契約をとりに行くが、そのライブの映像は25年前のもので、今は見るも無残なオッサンになっていた。かんなは新人を発掘して社長に自分を認めさせ、そんな自分のコネで彼氏をメジャーデビューさせようと目論んでいたのだが、、、。

たしかに、ここまではじけたあおいさんは初めてかもしれない。以前のエントリーで何作も触れたけど、あおいさんはずっと物静かな、暗いと言った方がいいような役柄ばかりだったから。こんなあおいさんを観ることができるのはやはりNHK大河ドラマ「篤姫」からきたインスピレーションなのだろうか。シリアスでなく、純粋に楽しませる役柄はとても新鮮だ。

佐藤浩市の作品中の位置感覚もいい。3年前の「陽気なギャングが地球を回す」を彷彿とさせた。それ以外の出演者も意外と豪華で、とてもよく設計されているな、などと思った。

ただ、途中、急にバンドが上手くなるところがあるのだが、そのきっかけが十分に伝わってこなかったように思う。「昔は大人に笑われて、今は子供に笑われる。いまさらカッコつけるな」というセリフからだったとは思うのだが、それほど絵では伝わってこなかったような……。

とにかく、楽しい映画だった。やっぱり始めの30分でしょう。そこで起こっている現象にノッてしまったら、後はラストまでつっぱしれー!

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