映画の感想はそれほど書く気はないのでまずはお断り。この記事のタイトルは結構前から使っていて、映画を観たときはそうやって感想を残していたのでそれに倣いました。
この映画については感想を書こうと思ってもネガティブなものしか出てこないと思うので、それほど書く気は起きません。。
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昨日の夜観てきました、日比谷スカラ座。あまり話題になっていないであろう映画「ノルウェイの森」。
久しぶりにパンフレットは買ってきてしまいましたが…。
だいたいどうしてパンフレットがレコードなのか、たぶん
原作を読まないと分からない…。
まず、この映画は日本映画ではありませんね。何をもって日本映画というのか、何をもって「どこどこの国の映画だ」というのかは判然としませんが、この映画は日本映画ではないということは観ていれば誰もが感じることだと思います。音楽の使い方や音楽そのものの流行り、みたいなものが違うのかな。
まぁこの映画は1968~1970年の話なので音楽には気を遣うところで、歌はその当時流行していたものなのだろうなと思うのですが、それ以外の心象背景といいましょうか、オーケストレーションで登場人物の心情を表す、みたいな音楽が違う、と思ったのでした。
監督はベトナム系フランス人のトラン・アン・ユンという方。この方は全く知らなかったし、映画も観たことはありません。この方が日本の原作に敬意を表して、日本人キャストで日本で撮影した、というだけのフランス映画?なのかもしれません。
この方の映画がということではありませんが、この映画は、渋谷のマイナーな映画館で観るマイナーな日本のハズレ映画、という感じでした。ただシーンとセリフがつながっているだけ、という。2006年暮れに公開された「海でのはなし。」という映画を思い出してしまいました。この映画も音楽にスピッツの曲をかなり積極的に取り入れているせいで、光と影、つまり映画がメチャクチャになってしまっている好例かと思います。主演はあの宮崎あおいさんと西島秀俊さんという、僕の大好きな二人なのですが……。この現象は100%近くが監督のせいだと思うのです。「ノルウェイの森」については分かりませんけど。
僕が心配していたのは、この話が2時間で収まるのか、ということでした。まぁまともにはおさまりませんよね。というか、日本人ならばこの小説を映画化しようなんて思わないでしょう。あまりにも小説が完結しているため、映画化しても絶対の絶対に悪くなるだけなのが誰の目にも明らかだからです。
映画化するのが悪いことだとは思いませんし、現にこの映画化を機に小説を読んだ方も大勢いるはずです。僕の友人にもいます。僕も少なからず「面白い映画になっているかな?」という期待があって観にいきました。もちろんこのような心配もありましたし、そうなった場合の覚悟もしていったつもりです。したがって、ことさらどうこう書くつもりもありません。
ただ、どうして良い感想を持てなかったのかというと、この映画は映画だけで完結できていない、ということにあります。映画だけでは情報が全然足りていません。なぜ緑が「私これまでの人生で十分に傷ついてきたし、これ以上傷つきたくないの」というようなことを言うのかが全然分かりません。これでは緑がとても薄っぺらいことを言うただの若い女性になってしまいます。レイコさんにしても同じです。セリフが聞きとりづらく、原作を思い出して補間した個所もいくつかありました。
そもそも、作中に全く説明がないため、「なぜ『ノルウェイの森』なのか」ということも分かりません。
映画だけで十分な情報を提示するには尺が足りません。基本的に小説をそのまま映画にするのは不可能です。その代わり映画は映画なりの独自性というか個性を発揮すべきで、それをこの小説で行うのは不可能だと思うのです。前述の通り、この小説はこの小説で完結してしまっていると思うからです。物語の一部を大胆に削ったり、独自の物語を入れてみたり、といった可能性がほとんど残されていないのではないでしょうか。その上、時間の都合上原作も十分になぞれません。初めから勝ち目はどこにも残されていないと思うのです。
この映画は、いつか友人と行こうと取っておいたのですが、都合がつかないままだったので自分だけで行ってしまいました。一緒に行かなくて良かったかもしれません。その後に感想を語り合おうにもポジティブな言葉が出てこなかったでしょう。
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映画の後、久々にいくつかのチラシをもらってきた。最近は映画をほとんど見なくなってしまったので、この中のうちどれだけ観にいくかは全く不明。
『神々と男たち』
2010年カンヌ国際映画祭グランプリ受賞、ということを抜きにしても面白そうな作品。
『嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん』
大政絢さんが目に入って手に取った作品。乱暴でワガママで壊れた女の子まーちゃんを守る男の子の話、のようだ。楽しそう。大政絢さんが壊れた役とは適役かもしれない…。
『完全なる報復』
上映前の予告でやっていておもしろそうだと思った。妻子を殺されながらも司法取引で容疑者は極刑を免れた。そんな司法に怨みをもった夫が復讐をする話。
『英国王のスピーチ』
これも上映前の予告で。話をするのが苦手、という国王が国民の前で話ができるように努力したりする話。
『ウォール・ストリート』
マイケル・ダグラスに惹かれただけ。
『ナルニア国物語 第3章 アスラン王と魔法の島』
第1章、第2章は観ていないけれど、ファンタジーは嫌いではないので。
『GANTZ』
これも上映前の予告で。でも漫画原作だということと、パート2が既に控えていることと、10代20代向けのエンターテインメント映画だということで、それほどの興味はない。