仕事

2009/12/29

新制度になった情報処理技術者試験と、自分の勉強法について

今年、自分は春の試験で情報セキュリティスペシャリストに、秋の試験でネットワークスペシャリスト試験に合格しました。

  1. 情報セキュリティスペシャリスト
    午前Ⅰ:85.00%
    午前Ⅱ:84.00%
    午後Ⅰ:91点
    午後Ⅱ:91点
  2. ネットワークスペシャリスト
    午前Ⅰ:免除
    午前Ⅱ:84.00%
    午後Ⅰ:90点
    午後Ⅱ:82点

その時の試験への取り組みについて、また、新制度になる前から受け続けていた(申し込み続けていた?)経験から、「受けてみた感じ」の感想を会社のメンバーに共有したのですが、ここに改めて整理し、それを載せておきたいと思いまとめました。

 

まず、IPA の秋期の結果についての次のプレスリリースをご紹介します。

平成21年度秋期情報処理技術者試験(応用情報技術者試験及び高度試験)の合格発表について
~ 全ての高度試験区分で過去最高の合格率 ~
http://www.ipa.go.jp/about/press/20091221.html

また、春期の試験についても同様のプレスリリースが出ており、今年行われたすべての試験において、合格率が過去最高になっているそうです。

「平成21年度春期情報処理技術者試験」(応用情報技術者試験及び高度試験)の合格発表について
http://www.jitec.ipa.go.jp/1_00topic/topic_20090630_goukaku.html

 

以下の内容は次のとおりです。

  1. 旧制度との差から感じること
  2. 勉強方法と解答方法(午後問題)
  3. おわりに

 

■ 1. 旧制度との差から感じること

まず、自分が感じる旧制度の試験との差は次の点です。

  1. 高度試験の午前試験が午前Ⅰ(共通)、午前Ⅱ(試験分野専門)と分離された
  2. 高度試験の午前試験の免除が午前Ⅰのみとなった。その免除条件が緩和されている
  3. 合否判定が相対評価から絶対評価に変わった
  4. 高度試験では解答が必要な問題数が減り、試験時間に余裕ができた

1. については、従来どおりのマークシート・四肢択一方式は変わりませんが、旧制度では試験区分によってばらつきがあったものが、新制度では午前Ⅰが 30問/50分、午前Ⅱが 25問/40分と統一されました。午前Ⅰが全高度試験共通の問題、午前Ⅱが試験区分における専門知識を問う問題になっています。

午前Ⅰが合格していなければ午前Ⅱは採点されないため、今までのように午前Ⅰにあたる幅広い(あやふやな?)知識を午前Ⅱにあたる試験区分の得意分野で挽回する、ということができなくなっています。

2. については、旧制度はソフトウェア開発技術者もしくは高度試験に合格した場合のみ、向こう2年間の午前試験の免除が行われていました。新制度では高度試験を万一合格できなくても、午前Ⅰで 60 %の得点を獲得していたならば向こう2年間の午前Ⅰ試験は免除されます。

万一不合格でも足踏みではない、ということです。

3.、4. が新制度での大きな違いだと思っています。

3. については、旧制度では不透明であった合否基準が明確になりました。

旧制度では採点者の確保という問題から、受験者全体の*%を、もしくは*名程度を午前試験、午後Ⅰ試験で合格にするという方式を取っていたそうです。そのため、午前試験・午後Ⅰ試験の平均点が高かった場合も最終の午後Ⅱ試験に進める受験者が一定に抑えられ、結果的に合格者が低い割合で安定する、ということになっていました。

新試験ではこれが改められ、60 %以上の正答率で合格、と基準が明確な絶対評価になりました。個人的には 60 %以上という基準が甘めである感じがし、その分資格自体の価値が下がらないかという心配もありますが、やはりそれだけ合格しやすくなったことは確かです。

4. が個人的には一番大きかったです。

本来、試験はすべての問題に正対して、問題と戦って勝ち/負けを決めるものだと思っていました。しかし、旧制度では「いかに早く解くか」も能力の一つに設定されており、ネットワークやプロジェクトマネージャなどでは、試験時間に比べてかなり多くの問題が出題されていました。

新制度ではこれが改められ、大問の出題数、解答数がそれぞれ1問ずつ程度減り、かつ試験時間はそのまま(午後Ⅰ試験は 90 分、午後Ⅱ試験は 120 分)となり、格段に「すべての問題に目を通しやすくなった」と言えます。

なんだか IPA が受験者に好意的になったようにも思えますが、全体の問題数が減ったのはなにも受験者のためではなく、問題を作成する負担を減らしただけだとも言われています。

結果、その分野や出題された問題について理解ができていれば高得点が獲れ、そうでない場合は 60 点に届かない、という結果になるように思います。

 

■ 2. 勉強方法と解答方法(午後問題)

今まで自分の中で課題だった午後試験の勉強方法と解答方法について書きます。

  1. 勉強方法

    問題集を買ってきて解くというよりはやや分厚い教科書的なものをじっくり読む、という方法を取りました。
    どなたも、受験する試験区分の技術や知識に興味があると思うので、その参考書を参考書と思わずに「雑学本」程度の気楽さで読めると良いのではないかと思います。

    自分は自宅でこの本を読むことはほとんどなく、もっぱら出勤、退社の電車の中で(1時間弱ずつくらい?)読んでいました。情報セキュリティスペシャリストの本(ある通称「辞書的上原さん本」(ラックの上原さんが執筆))では過去問題を除いても 600 ページ近くありますが、一日 20 ページ程度読めればふた月もあれば読破することはできます。
    ポイントは、一日 20 ページと決めたからといって無理に先に進もうとしないことと、各セクションの確認問題はちゃんと頭の中で言葉にして解答してから先に進むこと、でしょうか。

    できれば本の後半についている予想問題や過去問題もしっかり解きたいのですが、自分はほとんど解きませんでした。これは、自分の勉強部屋が電車の中であり、そこで記述式の問題を時間を決めて解くのは非常に困難である、ということからです(たぶん)。
    しかし、自分は春の情報セキュリティスペシャリスト、秋のネットワークスペシャリストとも、午後の問題も満足のいく得点が獲れています。
    自分の実感としては、

    1. るおおまかな内容を心から理解すること
    2. 解答する問題を間違えないこと
    3. 「*字以内で答えよ」に対する解答のコツをつかむこと

    の3つさえできれば、自信がなく試験ではとても苦戦するとしても意外と得点になる、というものです。

    問題集では「EXAM PRESS 情報処理教科書」というシリーズが評判が良いようです。

  2. 解答方法「*字以内で答えよ」

    手元のプロジェクトマネージャ(H20秋試験で落ちた)の教科書(情報処理教科書 プロジェクトマネージャ 2008年度版 三好 康之)には文字数の意味と解答方法について次のようにあります。

    • 10字以内
      キーワードで答えよ。単語で解答
    • 20字以内
      簡潔に短文で答えよ。「形容詞+単語」、「主語+述語」など2文節で解答
    • 30字以内
      それなりの文章で答えよ。「主語+目的語+述語」など3文節で解答
    • 40字以内
      それなりの文章で答えよ。「5W1Hの中のいくつかの要素を加える」など4文節で解答
    • 50字以上
      複数の文を使うなどして詳細に答えよ。「25字+25字」、「30字+20字」などで解答

    しかし、自分はこのようなことは気にしていませんし、できるくらいのトレーニングを積んでもいませんし、そもそも、解答パターンを覚えてもいません。

    また、文字数によらないテクニックとして

    • 問題文に出てくる単語を利用する
    • キーワードを入れる
    • 語尾で調節する
    • 原則8割以上の文字数を埋める(30字ならば24字以上)
    • とにかく全問解答する

    ともありますが、こちらの方が役に立っているかもしれません。
    また、こちらにも解答文字数についてありますが、問われていることが分からない場合を除き、

    常に少なめに少なめに
    常に簡潔に簡潔に

    解答していても6~8割くらいは埋まりますのでこれで問題はないと思います。

    また、その問題について「心から」理解していれば「ここで問われているのは何か」ということは分かると思います。それが分かる場合はその問題のキーワードが分かっているはずです。それを何とか解答に入れ込みます。

    そして、これが自分が一番意識していることなのですが、
    「なぜN君はそのような対策を採ったのか、理由を30字以内で答えよ」
    というような問題に対しての解答は、問題に書かれている内容から

    すぐに見える現象

    にとどめるべき、ということです。
    自分は、問題を読んでいると、そのことがあまりに当たり前すぎて、だからどういうことが考えられ、そのためにどのような対策の必要があり……、と考えてしまいがちでした。
    しかし、過去問題の解答例をみると、とても単純なものが多いと思います。

    社内から社内あてのメールのログが残っていないから
    通信相手でないサーバからのパケットを受信したから
    ……

    通信相手でないサーバからのパケットを受信した、ということはそもそも~だからで、その解決のためには~しなければいけないから、などと書いたらとても収まりません。

    簡潔に簡潔に、が大事だと思います。

 

■ 3. おわりに

ご拝読ありがとうございます。

資格を取るために勉強するのは面倒ですし、自分を律する必要もあります。それができないと自己嫌悪に陥ったりしますし、計画通りにいかないと途中でやめたくなります。

試験のために勉強しても、試験後もその知識が残るのか疑問がありますし、そもそも、試験は日曜に行われ、休日がつぶれる上に試験自体非常に消耗します。

体調を壊していたりすると翌日の仕事にも影響してしまいます。

これほどの苦労をしても、例えば会社が出してくれる資格奨励金もそれほど高くはないかもしれません。

更に、新制度で合格率が高くなっているため、情報処理技術者試験への世間一般の価値感が下がるのではないかという不安さえあります。

正直、外面にはあまりいいことはないかもしれません。

外に通用する資格を取る、ということによって自分が得られたのは、逆説的に自分自身への自信と責任感だけかもしれません。

例えば、ネットワークの勉強をしていればインフラ関連の会話ができるようになりますし、そのインフラ担当者がどのくらいのレベルの知識を持っているのかも分かってきます。

その人がどのような知識を持っているのか、どのくらいすごいのか、それが分かっていると、今まで以上にその人の言葉に集中することができますし、その人から多くを学ぶことができるのではないでしょうか。

また、自分のプロジェクトに対する貢献の幅を広げることにもつながります。

メンバーが持っていない知識を自分が補完することによって、また、プロジェクト内のある知識の厚みを自分自身で更に厚くすることによってチームやプロジェクト全体の仕事の流れがスムーズに行くこともあると思います。

肝腎なのは、どちらも他人の評価から始まるのではなく、どちらかと言うと自分自身が起点となったアクションである、ということかと思います。

そして、来春の試験を受けるのかどうかを決心するのも、結局は自分自身なのです。

 

■さらに

できたら、同じ職場、同じクラスの仲間を誘って一緒に受験してみたらどうでしょうか。

仲間と勉強の進み具合を話したり、お互いに問題を出し合ったり問題集で仕入れた知識をひけらかしあったりするのは意外と楽しいものです。たまに焦ったりもして。

試験中でも、仲間と同じ時間に試験をしている、試験区分が同じならば同じ問題に向かっていると思えれば、絶対にここぞというときの粘りが違うと思います。

そして、試験が終わったら、出題された問題についてきっとああだこうだ言い合うことができるでしょう。これがそのまま復習につながれば、たとえ不合格であっても、その知識も定着しやすいのではないでしょうか。

 

学生時代までは、勉強は自分自身のためのものでした。新しい知識や便利な知識はなるべく自分の中にしまっておきたいものでした。

でも、就職して10年近くがたち、また、インターネットがある今はそうではないのではないかと思いが変りました。

新しい知識も、便利な知識も、本当に欲しがればインターネットで調べればそのほとんどが解決します。自分だけの知識だと言って自分の周りにガードを張っても、キーワードさえあればみんな見つけてきてしまいます。

業務でも、自分しか知らない知識がないとできない仕事は、ずっと自分に押しつけられてしまいます。みんなでチームのレベルを上げ、自分のできる仕事やみんなができる仕事の量と質を上げていこうと思わなければ、自分ができることに発展性が望めなくなります。

また、自分はセキュリティやネットワークが好きですが、自分しか知らない事柄では周りの人間と話もできません。新しい知識や新しい技術について話をしたくても、意見を聞きたくても、同じ話ができる人間がいない。これはかなり寂しいものです。

 

ぜひ仲間と一緒に勉強して、みんなで合格を目指し、自分たちの「できること」を増やして、活躍の場を広げていってみてください。

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2009/08/21

ブログ記事「キャリアチェンジできる人・できない人」

オフィスで週に一度くらいの割合で、業務とは直接関係のないインターネットや自分たちのキャリアといった話題を見つけては自社のメンバーに共有しているのだが、今日はその中からひとつ、こちらにも載せてみようと思う。

 

渡辺千賀さんという人のブログ記事をご紹介します。

On Off and Beyond:
  キャリアチェンジできる人・できない人(またはする人・しない人)
http://www.chikawatanabe.com/blog/2009/08/careerchange.html

要点としては、

本当にキャリアチェンジできるのは、具体策がある人。結論が先にあって、そこから逆算して何をすべきかがある人。

ということです。

これは、キャリアチェンジに限らず、今の自分から脱却する、進歩する、と読み替えても良いかと思います。

また、この記事では具体策に、

・してはいけないこと

  1. ゴールなき努力を始める
    「とりあえず」勉強してみよう、と思っても大体挫折する。
     
  2. 大所高所の話に燃え尽きる
    国際人として望ましいキャリア、とかそういう抽象的な話を熱弁する人は、まずは実行に移さないことが多い。(中略)自分ができることをきちんと把握するのが大事。

・すべきこと

  1. キャリアチェンジ後の姿をよりよく理解するためのリサーチをする
    なんでもよいので、とにかく、ビジュアルに「そこに移ったら自分がどんな風になるか」ということが見えるくらい情報量を増やす。

の3点が挙げられていました。

確かに、具体的な「すること」「すべきこと」があった方がすぐに手は動きますし、それが継続的、将来的な目標につながっていれば、自然とゴールに近づけるような気はします。

「継続」ということであれば、具体的なことを「とりあえずの思いつき」であっても実際に始めてみて、少しの間興奮状態が続けば(少しでも継続できれば)、それなりに効果が見えてくるのではないでしょうか。

自分は個人的に、インターネットの一部で流行っている「twitter で英語でつぶやく/英語のつぶやきを読む」ということを数か月続けていますが、それなりに英語があまり苦にならなくなってきたかな、とは思います。

自分が何かしら進歩している、ということが実感できればやる気も沸いてきて、それが継続につながるのだと思いますが、まずは、自分の小さい進歩を褒めてあげられる、寛容に待ってあげられる、ということも大事かもしれないな、と思いました。

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2009/06/08

プロジェクト新規加入メンバーに一週間で成果を示せと言われている

のである。ここでは、自分の考えを整理するためにつらつらと書いていく。

もともとは、2人のBPさんのうち欠けた1人をプロパーでまかなうことになったのだが、その人のキャリアや人柄?がお客様のPMには魅力的に映らなかったらしい。プロジェクトも佳境の折、人員が減るのと新規メンバー加入によるスタートアップの手間が増えるのとで天秤に掛っているわけである。

メンバー加入は明日の月曜からなのだが、部長の計らいで木曜の夕方にその人に会う機会をいただいた。一週間で何かを残さなければいけいときに、弊社メンバーにとっても月曜に「初めまして」ではうまくないだろうということだ。もっともである。常駐先のオフィスの近くのコーヒーショップで彼と顔合わせをした。彼は自分よりも1年だけキャリアと年齢が上であるそうだ。卒業後すぐにキャリアがスタートしたのならば院卒ということになるが、そうでない場合はちょっと困ったちゃんであるということになる。他の業界から移ってきたのか、2年どこかで足踏みしたということだからだ。まぁ自分もその後者であるわけだが……。

物静かな印象が過ぎ、進んで仕事の中に自分の居場所を見つけていこうという姿勢は感じられなかった。かねてより「自分から動いてくれ」と言っているお客様のPMならばこのような人柄は敬遠されるのだろうと第一印象からは感じられた。

自分はその後の親睦会(まぁ飲み会)には用事があって参加できなかったのだが、それに参加した先輩のMPMによるとずいぶん控えめな人柄だということである。自分の印象では「お酒を飲むと人が変ったようにおしゃべりになる」というものだったが、そんなことはないようである。

一番長く経験したプログラム言語はJavaだということで、4年くらい経験があるらしい。しかし、仕事も保守ばかりで、バージョンも1.4までだということだった。プロジェクトはJava6で開発しており覚えることも多かろう。うちのPMは木曜の会見では「気楽に」とか「大丈夫」を連発していたが、本当にそんな気構えで来られたら現場の自分たちが大変である。緊張感と使命感は持っていてもらいたいと思う。

致命的だなと思ったのはJUnitの経験がなく、最近PMにそれを連絡され急いで勉強しているところだと発言されたことだった。JUnitの経験がないJava開発者は数年前まではそれほど珍しくはなかった。ただ、自分よりもキャリアが長い割に「テストの自動化」や「回帰テスト」に興味を持つことがなかったとはどういうことだろうと思う。しかも、その発言の中に既にエクスキューズが入っており、先が思いやられるなぁと思ったものである。

ただ言われたことをずっとやっているタイプだとMPMは感じているようだ。「何か問題があったら一人で抱え込んでないですぐに言って欲しい」と言う。自分は積極的に周囲に話しかけて行くタイプではないし、逆に周囲の人間に話し掛けてもらえるような雰囲気作りも苦手だ。それもあり、自分としては、初めのうちは何か問題があったら何でも質問してきてもらいたい、というよりは、彼が困っているようなオーラを出していたら傍観していないで周囲がフォローすればいいと考えている。その方が質問で自分の作業を止められることもない。

 

さて、本題はここからだ。彼に、月曜から何をしてもらおうかということだ。

自分は一応開発現場のリーダーを任されており、彼に何をやってもらうか指示をしなければいけないのである。問題なのは、Javaの経験も極めて薄く、JUnitについては経験もない彼に一週間で成果を出してもらえるようなことをしてもらわなければならないということだ。

彼のタスクとしては、

  1. スタートアップに際して現場の人間の負担も少なく、
  2. 定量的に日々の作業の成果をお客様のPMに示すことができ、
  3. その作業自体がプロジェクトに実際に貢献するようなもの

これが最良だ。PMはJUnitをやってもらうのが良いと考えている。現在は開発ばかりが先行されJUnitは後回しになっている。もちろんそれは手が足りないためで、彼を加入させる必要性を説く際にPMがお客様PMに言ったのも「このまま一人減らしてしまうと品質を保てない」ということだった。確かにJUnitならばテストケース数や発見バグ数、担当プログラム数、カバレッジ率など定量的な評価基準も豊富でお客様への報告がしやすい。

しかし、それには現時点で次のような問題がある。

  1. システムの仕様や業務内容が不明で、そもそもJUnit未経験の人間が一人前のテストケースを書けるのか
  2. 当然、自分やMPMがサポートをするが、そもそも彼の人柄と不明なことだらけのJUnitではほとんどつきっきりになる可能性が大である。それではお客様PMにも「手間が増えている」の印象が強く映りはしないか
  3. JUnitは慣れれば単純作業であるが、自分くらいの年齢の人間がひたすらテストをやり続けることができるのか
  4. 現在、評価基準のひとつでありお客様PMが比較的重要視しそうなカバレッジ率を効率よく取得する手段が確立できていないため、その報告がしにくい
  5. だいたい、プロジェクトの成果物として実際に有用なJUnitを書くことは非常に難しい。 次のようなことを満たしているかレビューが必要である。
    1. 正しいJUnitが書けたのか、
    2. テストケースの条件は満たされているか、
    3. そもそもケースは有用か、重複するケース、意味のないケースはないか
    4. テスト対象のプログラムに追加や修正があった場合に対応しやすいか、
    5. 他の人がメンテナンスしやすいか

2.に関しては、お客様PMが会議中などでいないときに席を囲んだり、昼休みの外食時を利用することが挙げられる。この一週間はスクランブル状態であり、昼休み返上で仕事の話をすることも我慢してもらわなければいけない。

3.については、短いコンタクトで感じたところでは、彼の人柄はこれに耐えられそうである。テストケース数、プログラム本数という結果が明確に出ることもあり、単純作業も淡々とやっていってくれそうである。自分にはとてもまねできないのであるが、、。

4.は全く取得できないということではないし、取得するタイミングと報告のタイミングを調整すれば最新の結果を報告することも可能だと考えている。ただ、1ケースでもテストに失敗するとカバレッジが取れないという条件付きであるため、完成度の高いテストプログラムが求められることになる。

1.、5.は自分がレビューするしかないと思う。自分は一応JSTQB Foundation Levelの資格保持者だからね。この資格自体は大したことないのだけれど。会社の資格報奨金の対象外でもあるし、そもそも人事はこの資格のことなんて知らないんじゃないだろうか。

 

ここまで考えてみると、自分が、自分のタスクを他の作業者にちゃんと振ることができるか、という問題であるように思う。自分はチケットに上がったタスクのうち、誰にも振られていないものを「とりあえず自分が」とたくさん抱えている状態なのである。

とりあえず月曜に出社して自分が真っ先に行うべきことは、未消化のタスクを列挙、整理して、他のメンバー(自社のメンバーではないため本当は自分に指揮・命令の権限はないのだけれど)に割り振ることだろう。

なんのことはない。新加入の彼の技術力やモチベーション、コミュニケーションスキルを論じる前に、自分のリーダーとしての仕事を全うすることが解決の近道なのかもしれない。

もちろん、自分が作業をするということではなく、他人に作業をやってもらうという仕事という意味だ。

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2009/05/31

コミュニケーション能力について② ない人間が生きて行くチャンスとは

コミュニケーション能力という言葉が独り歩きしている傾向はある。メディアなどではコミュニケーション能力がない奴は失業しても仕方がないと言っているようだ。それについての反対意見は聞いたことがない。そもそもコミュニケーション能力がないと自覚している人はパブリックなメディア(テレビ、新聞、雑誌など。これが今や主流であるかどうかは意見が分かれるだろうが、パブリックであるということではいいだろう)では発言する機会がないし、そのようなメディアではそんな話は誰も聞かない。それこそこのようなウェブをメインに発言しているのだろう。

昔は寡黙という言葉が通用し、それも個性の一つだったと思うのだが、半端なグローバル化でいろんなことが効率化された結果、少しでも非効率な寡黙な性格はビジネスの場では邪魔だということになってしまったように思える。視点が個人からスピードへとシフトした、ということだろうか。相手を思いやること、相手と少しでも深くかかわることにストレスを感じ始め、そのような関係を半ば強いてしまう寡黙さを嫌う、ということだろうか。

それとも昔からそうだったのだろうか? そうだとすれば、自分のような人間は近現代の社会では淘汰されるべきものなのかもしれない。とりあえず今もそんな人間になりうる(先天的、後天的含め)遺伝子が受け継がれてきているところを見ると、近現代より前はまだ寡黙な人間にもチャンスがあったということになる。

しかし、本当はそんなことはどうでもいいのだ。自分がどう見られているか、そのことに敏感になって、直していくべきだと思う点を間違えずに捉え、しっかりと直していくことが大事なのだ。時代や周囲の人間のせいにしても何も変わらないし、そもそも周囲とはそういうものなのだ。

みんながみんな友達ではないし、みんながみんな自分のことを好きでいてくれるわけではない。みんながみんな自分のことを気に掛けてくれるわけでも、心配してくれるわけでもない。

本当の意味で、個人とはそういうものだ。自分にとって必要な人間関係を自分で見つけ、それを作り出し、キープしていくこと。それが個人であり、自立するということだと思う。他人に頼り続けていてはいつまでたっても自立できない。

自立した人間として、社会における自分の欠点を見つけ、絶えずそれを改善し続けて行く。そしてそういったことはコミュニケーション能力の有無に限らず、他のどんなことでも同じだ。

自分のようなコミュニケーション能力がないとされる人間を毛嫌いする周囲の人たちを憎んだり、彼らに反発したりせず、自分を改善し続けて行くこと。それができれば自分たちにも生きていくチャンスがあると思っている。

 

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コミュニケーション能力について① 自覚している人とそうでない人

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コミュニケーション能力について① 自覚している人とそうでない人

コミュニケーション能力について改めて考えることになったきっかけは、6月からの不足人員を自分が所属する会社から出すとした場合、どんな人だったら6月が有効に回るようになるか、というような話が始まりだった。

自分はコミュニケーション能力の有無よりも、目の前の仕事と組織の中の自分の役割へのモチベーションの方がずっと大事だと思っている。でも、周囲では必ずしもそうではないらしい。おしゃべり好きでやる気のない人と、自分からはほとんどしゃべらず、こちらからも話しかけづらいけれど、頼んだ仕事は責任感をもって臨むような人。どちらが他のメンバーの足を引っ張らず、より沢山の仕事をしてくれるだろうか。

自分はもちろんコミュニケーション能力のない人間だ。それを言うとMPMからなぜか「自分をそう言っちゃいけない」と、まるで自分が自分のことを卑下した発言であるようなことを言われたしなめられた。

自分は、「この性格は自分のパーソナリティであり、自分はそんなコミュニケーション能力がないと自覚している人間の気持ちが分かる、と言いたかったのだ」と言った。

コミュニケーションは自明ではない。ただしゃべっていてもほとんど意思が伝わらないような会話はそれこそ毎日たくさん見られる。コミュニケーション能力がないと自覚している人間は、まず間違いなくそのことに敏感でいられているのではないだろうか。

自分のような、コミュニケーション能力がないと自覚している人間は、そもそも会話の絶対量が少ない。会話の経験がそもそも少ない。自然と他人とのコミュニケーションの場が少なくなり、つまり他人と意思の疎通を図るチャンスが少ない。自分たちは、その少ないチャンスを確実にものにしていかなければならない。

自分のような人間には一つ一つの会話がとても大切なのだ。自分が大事だと感じた会話は半年前のことでも昨日のことのように思い浮かび、たまにPMにそういった話を向けるが、よく覚えているなととても珍しがられることがままある。気持ち悪がられているのかもしれないけれど。

それが大事なことでも世間話でも関係なく、ただ長時間しゃべっていただけで何かが伝わるということはない。意思の伝達の量や質や密度は必ずしもその会話量に比例するわけではない。次のようなことだろうか。

  1. 会話中の前提知識をどれだけ持ち合えているか
  2. 会話の内容や相手にどれだけ興味があるか、話したいのか、知りたいのか
  3. 相手の話をしっかりと聞いているか、相手の意見や話を聞きたいと思えているか
  4. 会話中に分からないことがあったらそれを率直に聞き返すだけの親しみや信頼感をお互いに構築し合えているかどうか
  5. よりその話を充実させるために今どのようなことが必要か考えることができているか

これを考えると、ただのおしゃべり好きはコミュニケーション能力とほとんど関係がないようにも思えてくる。

MPMがその場で言ったことは、「問題があったら抱え込まない」ということだった。もちろんそれはそうだろう。自分に言われているようでもあって苦しかったが、それは周囲が気に掛けてやることもできるのではないか、と返してみた。MPMはそれが周囲の負担になると言う。

それを負担と感じる加減は様々だろう。「なぜアイツのために俺がいちいち……」と考えていたらそれは負担だろう。話し掛けづらい人に話し掛けるのは正直に言って負担だ。苦痛だと言う人もいるかもしれない。彼は周囲から壁を作っているように感じられ、話し掛ける方はその壁をよじ登ってHelloと声を掛けなければいけないからだ。

でも、真にコミュニケーション能力とやらを持っているならば、その壁を軽々と飛び越える羽も持ち合わせているのではないだろうか。

自分たちコミュニケーション能力がないと自覚している人間だって、ずっとそのままでいいとは思っていない。現在自分が所属している集団が崩壊したりその集団からはじき出されたりして新たな集団に所属しなければならなくなった場合、このコミュニケーション能力とやらは自分の人となりが理解されるよりもはるかに手前で評価され、ひいては運命を決定づけることもあるということを理解しているからだ。

それを考え続けるために、自分はここで細々と考えや不足していることを整理し、その結果を残しているわけだ。逆に、コミュニケーション能力があると自覚している人はここまで敏感にはいられないだろう。

 

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明日は我が身

現在のプロジェクトから、BP(Business Partner)さんが2名、抜けることになった。彼らが所属する会社が畳まれるらしく、彼らは同様な会社に入り直さない限り6月から個人になってしまう。自分が所属する会社は個人とは原則的に契約しないらしく、そのような運びになった。

PMから話を聞くと二転三転あったようで、とりあえず2名のうち1名は6月に入っても個人として契約を継続することになったらしい。とてもよかった。もう1名はどうやら次の会社を見つけることができたらしい。こちらもとてもよかった。

今の不況で、自分が所属している会社やその業界も随分とダメージを受けているが、今回のことはそれをとても身近に感じたことだった。その話をPMからされたときに、自分を戒めるというか、自分たちの気を引き締めるために自然と口をついて出たのが「明日は我が身かもしれませんよ」という言葉だった。

これはいくつかの意味があって、それは次のようなことだ。

  1. 自分たちが所属する会社だってどうなるか分からない。自分はもっと有用な人材にならなければならない。
  2. もし自分が会社から解雇されてもしっかりと仕事をしていけるような、会社内の価値にとどまったものではなく、もっと広く社会で通用するような人材にならなければならない。
  3. 自分が社会からどう見られるのか、敏感にならなければならない。

もちろんこんなことはその場でいちいち説明するわけはなかったが、その場にいる人間にとっては、とりわけ自分にとってはとても重要なことだった。

1、2については当たり前すぎて書く気もないが、3についてだけは今回の件で感じたことがあるので次からのエントリで書いておく。

 

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2009/05/23

情報共有MLを活発にするための具体策(案)

社内の情報共有について考える機会があったため、そのとき書き出したものを転載してみます。

ここでは先輩と若手という二者を想定し、それらがメーリングリスト(ML)ベースに情報を共有するケースを考えています。 内容は努力目標であり、かなり理想が含まれていますが、実際のやり取りをリードする先輩は次のことを目指して積極的に努力すべきだと思います。

  1. MLが誰も発言しないまま放っておかれることがなく、常に活発なML
     
  2. 能力的にトップレベルの人のみが意見を交わし、若手はそれをROMするだけという事態を避け、若手にも積極的に発言してもらえるようなML
     

 

以下に情報共有MLを活発にするための具体策として考えてみたことを挙げます。

  1. 先輩が積極的に発信する。その際、本当にみんなに理解して欲しいという自覚を持つ。
    難しい事柄を難しい言葉で説明せず、注釈を奨励する。分かりやすく、分かりやすくと書いていけば、雑誌等に記事を書く際の練習になるかもしれない
     
  2. ホットな最新情報だけでなく、業務の中でふと「重要だな」と思った事柄も発信する
    (若手は知らない人がいるかも)
     
  3. 対象読者を明記する。明記することにより先輩にとっては読む/読まないの振り分けができるほか、一年生など若手を対象とする内容ならば基本的な事柄も発信できる。
    同様に自由にタグを付けることを奨励する
    (例:【最新技術】、【お客様対応】...)
     
  4. リンクだけ貼り付けてそれについての説明が少ないのはNG。読み手はいちいちそのリンクを辿らなくてはいけなくなるため面倒である。簡単でもいいので要約と本人の感想は添える
     
  5. 先輩たちが適度にML上のやりとりを作り上げる。サクラのようなものかもしれない。その際、若手を引き込むべく名指しで発言を促す
     
  6. 本当の意味で若手の発信を奨励する
    次のような発言を禁止する
    • 無用な揚げ足を取る
    • 「そんなことも知らないのか?」といった発言をする
    • 有意な情報を提示せずに批判しかしない
    • ことさら秘密めいた、「これは言えないんだけどさ」といった発言をする
    • 言葉が乱暴、ひどい上から目線。先輩、上司、優位者からの相手を思いやらない発言
    この他「ググレカス」系な発言をする、というのもあるが、キーワードを示して調べてもらい、その結果をMLに投げてと促すのはアリかもしれない。
     
  7. 質問をする場合はできるだけ名指しで行う。これによりそのメールが放置されることが減る。質問された人はなるべく回答するが、より有効な回答ができそうな人がいる場合は積極的にその人に振る。このやり取りもML上で行う
     
  8. 情報共有を行っているメンバーがお互いに仲間意識を持つ
    • 何か教えてもらったらお礼を投げる
    • 間違いを指摘してもらってもお礼を投げる
    • レスが遅くても「忙しいんだな」と思って怒らない。焦らない
    というようなメール・リテラシーを先輩が積極的に示す
     
  9. 無音状態になることを避けるため、先輩連の内部で当番を決めて最低限の発言を行う。ある程度隔日で構わない。発言内容は問わない。慣れてきたら若手にも広げる
     
  10. MLの中で誰か不適切なことを書いたりして、それについて思わしくないやり取りに発展する事態が想定された場合、先輩はML上ではなく口頭(電話含む)で調整を行うなどし、円滑なMLの運用に努める。
    誰かを非難するやり取りがML上に流れると、それだけでやり取りが過熱もしくは下火になっていってしまう恐れがある
     
  11. 以上のような情報共有MLを考えた場合、先輩が楽をしようと思わない。新しい仕事・厄介ごとを抱え込むくらいの気持ちで取り組む
     

以上、思いつく具体策をを挙げてみた。これらがどこかの組織・グループの情報共有の指針として参考になればうれしい。

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2009/01/24

Mavenの読み方

最近、Javaのオープンソースビルドツール「Maven」を使っている。先日、さっそく「Apache Maven 2.0入門 Java・オープンソース・ビルドツール」という本を買ってきて、今、「mvn archetype:create ~」とやってみたところだ。

これはなかなか面白い。やっぱり入門の本を読んで最初からやってみると、仕事中に何となくやっていたことがらのいろいろな仕組みが分かって良い。

ちなみに、自分はいつも、新しいことを勉強するときは、どんなものも「~入門」という本を買ってくる。C入門、CプログラマのためのC++入門、Java入門、Perl入門、PHP入門、Zend Framework入門、……。

初めから中級以上向けの本を買うと、どうしても初めの方は飛ばしがちになってしまうような気がする。早くそこに書かれているであろう高度なことをしたくなるのだ。

しかし、入門の本は初めからそれほど高度な内容を期待しないということもあり、自分にとってはじっくりと勉強できる。

 

ところで、その本にも「Maven」はどう読むのか、ということが書かれていた。どうやら「メイバン」、「メイヴン」、「メイヴェン」が主流3派らしい。

先端技術な職場にいた時は、自分は「メイヴン」と読んでいた。どう読んでも「Maven」は

méivn

と読むしか自分にはできなかった。まぁこれをカタカナに直せば「メイヴン」と平板に読むわけだが(さすがにアクセントは消して読んだ)。

しかし、自分の隣に座っておられたT氏をはじめ、そのプロジェクトのメンバーはみな「メイヴェン」で統一されていたようだった。

なにより、前述の本を書かれた前PMのN氏が確か「メイヴェン」と発音されていたこともあり、それが浸透したものと思われる。

 

そして今、自分はいつの間にか「メイヴェン」と読んでいる。1月から加入されたMPMが自分の席の隣で「メイヴン」と読むのを聞くと違和感を感じるほどである。

どうして自分の読み方が変わったのか考えてみると、簡単なことで、先輩がそう読んでいたからだ。と、今ではそう思う。

先端技術な職場にいた時は先輩の席が離れており、先輩と「Maven」の話をすることもなかったように思う。

その職場からプロジェクトが移ったときに、自分は先輩の席の近くになり、先輩と話をする機会も多く持てた。その間に自然に変わっていったのだと思う。

 

今、そのプロジェクトに先輩はいないが、こんなところにも、先輩の痕跡が残っている。

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2009/01/05

派遣切りについて

こんなことを書くのは、自分が恵まれているからで、おそらく自分は、こんな派遣社員の方々のことを、正しく考えることができていないのだと思います。

派遣切りについて、1月4日のサンデープロジェクトで姜尚中さんが、

経営陣がその給料を少しずつ削れば派遣社員を1年くらい雇うことはできる。

ということをおっしゃっていた。自分はその言葉を聞いて「なるほど!」と思った。

しかし、確かに、経営陣がその給料の何%、何十%を削れば派遣社員は解雇せずに済むだろう。でも、会社には仕事がない。

経営者は派遣社員の神様になったつもりで、派遣社員に対して、1年間、給料を今まで通り払うが、ずうっと自宅待機、ということになるかもしれない。無駄な在庫は作りたくないからだ。そうなったら、どうだろう。

派遣社員の方々は、それで納得できるのだろうか。お金は今まで通りもらえる。だけど、仕事はもらえない。こんな状況に。

確かに、こんなことは市場経済の中ではあり得ないかもしれない。しかし、リタイアしている父などは、利益剰余金がたくさんあるんだからそこから払えばいい、ということを言っている。

今、カンブリア宮殿に出演中の日産のカルロス・ゴーン氏は、自動車産業は市場経済に振り回されるままにしてはいけない、社会の中で自動車産業は雇用の維持などで大きな役割を果たしており、特別なのだ、ということをおっしゃっていた。

ならば、それを全うするためにも、雇用は維持する。しかし、在庫を抱えるわけにはいかないため、仕事はさせない。こんなことはあり得ないことではないと思う。

日本国内でも自動車会社はキャッシュがあるようだし、可能なのではないだろうか。

 

しかし、そんな夢のような状態に、はたして人は耐えられるのだろうか。根拠のない給料は今まで通りもらえる。おそらく寮にもそのまま住めるだろう。ただ、何もすることがない。働く必要がない。会社から、働いてもらいたいとは思われない。逆に働いてもらいたくないのだ。会社の、ただのお荷物状態になる。

同じく姜尚中さんの「悩む力」に書かれていたが、人はお金をもらうためだけに働いているわけではない。社会に対して労働を行い、それに対して周囲から認められるという状態が必要なのだ。自分はこの言葉に大いに共感した。

 

ただ雇えばいいというものではないのだ。派遣切りは難しい問題なのだと改めて考えさせられた。

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新しい情報処理技術者試験

経済産業省の情報処理技術者試験が新しくなる。このことはみんな知ってはいても、詳細まで把握しているだろうか。

ここは自分が情報収集し、その詳細を分かりやすく資料にまとめ、それをみんなに情報共有しよう。

とこの連休中ずっと考えていたのに、結局やらなかった。今日の帰宅後にもやらなきゃ!

 

本当はこういうことは後輩にやらせるものなんだろうけど、快くやってくれるような後輩はいないからなぁ。

 

誰か、本社の人間でもまとめてくれている人はいないのかなぁ。

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